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《2023年9月15日》
新型コロナ「第9波」緊急対策を―達増知事に申し入れ
達増知事「国が対策を緩めるのは現実的ではない」


 9月15日、日本共産党岩手県委員会と県議団は達増拓也知事に対し、新型コロナ感染第9波への対応についての7項目の緊急申し入れをしました。菅原則勝委員長、斉藤信、高田一郎の両県議、千田美津子前県議、吉田恭子衆院東北比例予定候補が参加しました。
 県が6日に公表した感染状況によると、1定点医療機関での1週間当たりの患者数は35.24で、全国1位の感染者数となっています。盛岡医療圏では推計患者数が3723人に達し、第8波のピークの3484人を突破。県内での感染状況は第9波の真っただ中にあります。
 菅原氏は、第9波から県民の命と健康を守ることは県政の重要な課題だと語りました。
 私は、感染拡大の状況や医療現場の実態について積極的に情報を発信し、コロナ感染の死者数を把握して公表すべきだと指摘。高齢者施設と学校のクラスター対策や、医療・高齢者施設での頻回検査への支援を強めてほしいと述べました。
 国に病床確保への支援継続と、公費でのワクチン接種の継続を求めるべきだと提起。後遺症対策を強化し、死者430人を出した第8波の対応を検証してほしいと訴えました。
 達増知事は「これだけ感染者数が増えているのに、国が対策を緩めるのは現実的ではない」と表明。要請内容を検討し、対応したいと答えました。


《2023年9月14日》
達増拓也知事が党岩手県委員会を訪問
共産党や明るい会の支援に「大いに励まされた」


 9月14日、岩手県知事選で10万4000票余の大差をつけて圧勝した「オール岩手」の達増拓也知事は、選挙支援のお礼とあいさつで、日本共産党県委員会事務所を訪問しました。
 菅原則勝委員長、吉田恭子衆院東北比例予定候補や勤務員らとともに拍手で出迎え、お祝いの花束を贈呈しました。
 達増知事は「開票直後の午後8時に当確が出て、うれしかった」と笑顔で語り、選挙戦では子育て支援への共感と、物価高騰対策への期待が強く寄せられたと紹介。「街頭演説への反応がどんどん良くなり、支持者の人たちも知事選勝利へ立ち上がってくれました」と振り返りました。
 達増知事は、共産党や「明るい民主県政をつくる会」のメンバーがプラカードを持って街頭演説に参加してくれ、大いに励まされたと感謝の気持ちを伝えました。
 菅原氏は、達増知事から「旧に倍する協力を」と要請を受けて、相手候補との違いがわかるチラシを「明るい会」との共同で大量に作り、「論戦では大きく貢献できたと思います」と強調しました。
 県議選では2議席に後退しましたが、達増県政をさらに支え、県民運動と結んで公約実現へ力を尽くしたいと述べました。


《2023年9月4日》
岩手県知事選―本気で県政奪還を狙った自民党
問われた「誰のための県政」か


 本気で県政奪還を狙った自民党は昨年末に前県議の千葉氏を擁立し、大規模な宣伝・組織戦で先行しました。しかし、達増陣営が経済界も含めた「オール岩手」の共同の力で実績と政策を浸透させる中、千葉陣営は急速に勢いを失いました。
 岩手日報4日付は、同社の選挙中の世論調査で「自民支持層の4割が達増氏側に流出」したと報じました。
 達増県政は憲法13条の幸福追求権の保障を基本に、大震災津波からの復興、子育て支援、物価高騰対策で全国にも誇れる実績を挙げてきました。
 子育て支援では、▽保育料の第2子からの無償化▽在宅育児世帯への月1万円の助成―を4月から開始。選挙中に「2人目の保育料がゼロになって本当にうれしい」との声が、県民から相次ぎました。
 県内でコロナ感染が再拡大し、コロナ入院患者の7割を受け入れてきた20の県立病院体制の維持・充実が大争点に浮上しました。
 千葉氏が「20の県立病院の維持は非常に難しくなる」(岩手日報アンケート)と述べたのに対して、達増氏は「岩手の強みの医療をさらに充実させる」と明言。県立病院が主な医療機関の町では「県立病院を守ろう」との声が広がり、達増氏への支持につながりました。
 明るい民主県政をつくる会(明るい会)の中野るみ子幹事長は、「『赤字だから』といって公立病院をつぶすのは県民の命に関わる大問題です。20の県立病院を守ろうという訴えには大きな反響があった」と語ります。
 知事選では、政策論争と同時に「誰のための県政か」が鋭く問われました。
 千葉氏は、知事は国への忖度なしには財源確保ができないと発言。自民党は「国との太いパイプが必要だ」と繰り返しました。県民の方を向いて政治行政を進め、不十分な国の姿勢を変えるために、ものを言う達増氏との違いが浮き彫りに。応援に入った日本共産党の小池晃書記局長は「国の悪政を流し込むパイプなどいらない」と批判しました。
 岩手日報は4日付論説で、「千葉氏は国とのパイプも訴えたが、まがりなりにも地方分権の時代で、その種の主張に時代錯誤感は拭えなかった」と評しました。
 日本共産党と明るい会は達増県政の実績をわかりやすく伝えるビラを作成し、全県に配布。宣伝と支持拡大に力を尽くしました。


《2023年9月3日》
大激戦の県議選―斉藤信は1300票増やし5位当選
高田一郎候補も当選、千田美津子候補は19票及ばず


 9月3日、県知事選と同時投票の県議選で、日本共産党は盛岡区の斉藤信(72)、一関区の高田一郎(64)の両氏=ともに現=が当選しましたが、奥州区の千田美津子氏(69)=現=は得票数・率ともに伸ばしたものの19票差で次点。現有1減の2議席となりました。
 各党とも党首や元閣僚、国会議員を相次いで投入。激しい票の奪い合いとなるなか、共産党の3氏は、達増拓也県政の推進力として、物価高騰対策、子育て支援、コロナ対策と20ある県立病院体制の維持充実を実現させると訴えました。

全国に誇る達増拓也県政をさらに前へ

 県内の選挙区で唯一主要政党が激突した盛岡区(定数11、立候補14人)では、8期目をめざした斉藤信(72)が5位で当選を果たしました。
 4日午前0時20分ごろに当確が報じられると、事務所に駆け付けた支持者から大きな拍手が起きました。
 私は、選挙の天王山と位置づけた知事選で達増拓也氏が10万票以上の大差をつけて勝利したのは重要だと指摘。県議選で2議席に後退したのは残念だが、今後も達増県政の推進力として掲げた公約の実現へ頑張ると決意を述べました。
 選挙戦では、全国にも誇れる達増県政の継続発展で物価高騰対策や子育て支援をさらに進めると強調。コロナ対策と20ある県立病院体制の維持・充実、年金で入れる特養ホームの増床を実現させると訴えました。
 実績や政策を知った有権者からは、「4月から第2子の保育料がゼロになって本当に助かった。ぜひ第1子も無償化してほしい」などの期待の声が寄せられました。
 対話・支持拡大で奮闘した方からは、「達増県政の支える大黒柱の信さんが当選してよかった。共産党の議席はいままで以上に大きな役割があると思う」と語っていました。


《2023年9月3日》
岩手県知事選―たっそ拓也候補が圧勝
「オール岩手」の力、「県民に寄り添う県政」共感


 9月3日、現職と新人の一騎打ちとなった岩手県知事選が投開票され、「オール岩手」で5選をめざした達増拓也氏(59)=無所属=が、自民党丸抱えの千葉絢子氏(45)=同=を破りました。
 県民は、幸福追求権の保障を原点に復興、子育て支援、物価高騰対策で全国にも誇れる実績をあげた達増県政を選択し、国の悪政の持ち込みを許す自民党県政復活を退けました。
 第2子からの保育料無償化や飼料高騰の補助などの達増氏の実績や、20の県立病院体制を維持する政策に、県民から大きな共感の声が寄せられました。
 政治のあり方も大きな争点になりました。千葉陣営は国との太いパイプを強調し、候補者が財源確保には国に忖度しないといけないと主張。県民に寄り添い、国にきちんとものを言い、提言してきた達増氏との違いが浮き彫りになり、国の悪政を流し込むパイプではなく「県民の方を向いて政治行政を進める」(達増氏)県政に期待が広がりました。
 野党共闘を攻撃し、達増県政転覆に執念を燃やす自民党は、昨年末に千葉氏を擁立。大規模な宣伝戦で先行しましたが、選挙戦のなかで達増県政の実績が浸透する一方、千葉氏への期待感は急速に失速しました。
 政党では、達増氏を日本共産党岩手県委員会、立憲民主党県連、社民党県連合が支持し、国民民主党県連が支援。千葉氏を自民党県連、いわて県民クラブが全面支援し、公明党県本部が支持しました。共産党は「達増氏勝利で岸田政権に審判を下し、岩手の野党共闘の再構築を」と最後まで力を尽くしました。

 選挙結果は次の通りです。

当 達増 拓也 59無現 336,502

   千葉 絢子 45無新 232,115

(投票率56.63%)