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《2016年6月29日》
県保険医協会が東日本大震災被災者の医療費窓口負担の免除継続を求める請願を提出
被災者アンケート―「通院する回数を減らす」「通院できない」が55.3%

 6月29日、岩手県保険医協会(南部叔文会長)は、東日本大震災被災者の医療費窓口負担の免除継続を求める請願を提出しました。私が紹介議員として同席し、改革岩手、岩手県民クラブ、創成いわて、社民党、無所属の県議も紹介議員に名を連ねました。
 請願では、@被災者の医療費窓口負担免除に係る補助を県として2017年1月以降も継続することA国において被災者の医療費非窓口負担免除に係る費用の全額を補助するよう意見書を提出することB国において被災者の社保の方の医療費窓口負担の免除を復活するよう意見書を提出すること―を求めています。
 また、被災者アンケートの中間集計(1088通)では、免除措置が打ち切られ、負担が発生した場合、「これまで通り通院する」と回答したのは38.2%で、「通院する回数を減らす」「通院できない」との回答が55.3%に上っています。
 田村誠県議会議長は、「被災者の皆さんは非常に助けられている。できるだけ継続されるようしっかり議論したい」と答えました。
 岩手県社会保障推進協議会(佐藤嘉夫会長)と復興県民会議(東幹夫代表世話人)は、被災者の医療費・介護保険利用料等の一部負担金の免除措置の継続を求める請願を提出しました。請願では、大震災津波から5年3ヶ月が経過したなかで、今なお応急仮設住宅での生活の長期化は避けられない状況にあると述べ、免除 措置の継続が生きる力となると強調。@被災者の医療費・介護保険利用料等の一部負担金の免除について、国に十分な財政支援を求める意見書を提出することA現在継続している被災者の医療費・介護保険利用料等の一部負担金の免除措置を来年1月以降も継続すること―を求めています。

米軍元海兵隊の女性殺害事件に強く抗議
日米地位協定の抜本的見直し、海兵隊の撤退、米軍基地の大幅な整理縮小を求める請願


 新婦人県本部、いわて労連、県革新懇、県平和委員会の4団体は、田村議長にたいし、「米軍元海兵隊による沖縄での女性殺害事件に強く抗議し、日米地位協定の抜本的見直し、海兵隊の撤退、米軍基地の大幅な整理縮小を求める請願を提出しました。千田美津子県議が紹介議員として同席しました。
 請願では、@政府は、遺族および県民に対して改めて謝罪し完全な補償を行うことA在沖米海兵隊の撤退および米軍基地の大幅な整理・縮小を行うことB日米地位協定の抜本的な改定を行うことC普天間基地の無条件閉鎖と名護市辺野古での米軍新基地建設を断念すること―を求めています。


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《2016年6月28日》
きどぐち英司候補の勝利必ず!
4野党合同街頭演説に2000人以上が参加


 6月28日、県庁前で、野党統一候補のきどぐち英司必勝を訴える4野党合同の街頭演説が行われました。日本共産党の志位和夫委員長、民進党の安住淳国対委員長、生活の党の小沢一郎共同代表、社民党の又市征治幹事長、達増拓也知事が訴えました。
 岩手県庁前には、あふれるような大勢の聴衆。達増拓也知事が「きどぐちさんは私の政務秘書として復興へ一心同体に取り組んできた。復興で岩手を守ることと、立憲主義を回復するために日本を変えることは一つです」と訴えました。
 きどぐち候補は「日本の自由、平和、民主主義と、岩手の暮らしと仕事を守るために働かせてください」と表明しました。
 志位氏は、達増県政が憲法13条の「幸福追求権」を掲げて復興を進め、「この5年間で被災者に心を寄せ、被災者本位の復興に取り組んできました」と強調。「医療費の窓口負担、介護保険の利用料は岩手県で免除が続いています。素晴らしいことです」と語り、「被災者の“命綱”を守る政治をやってきたのが達増県政であり、きどぐちさんは二人三脚で取り組んできました。今度は国会で活躍してもらおう」と呼びかけると、拍手が鳴り響きました。
 4党代表が勢ぞろいし、「ご支援に応える道はただ一つ。きどぐち候補を何としても参議院に送り出す」と力を込めた生活・小沢氏。「野党の勝利で安倍政権を退陣に追い込める」と述べ、「本当に野党が力をあわせて結果を得ることが大事です。岩手県は(昨年8月の知事選で)野党共闘のきっかけをつくった地です。必ず勝利しよう」と訴えました。
 民進・安住氏は「(安倍政権の)大企業優先の政治に大変憤慨している」と批判し、「発破をかけて民進党を一生懸命がんばらせる」と表明。社民・又市氏は「戦後の歴史で、これだけ野党が結束してたたかうのは初めて。何としても安倍暴走政治を止めよう」と述べました。
 「きどぐちさんに三つの願いを託してほしい」と語りかけた志位氏。(1)憲法違反の安保法制を廃止し、安倍政権のもとでの憲法改悪に反対(2)「アベノミクス」による格差と貧困を是正(3)「国会決議」に反する環太平洋連携協定(TPP)ストップ―を呼びかけました。
 安保法制と憲法改定が大争点になっていると指摘し、「本丸は9条改憲です。安倍首相のもとで憲法改悪は絶対に許さないと4党は固く結束しています」と強調しました。
 さらに志位氏は、暮らしの問題で4野党による15本もの共同提案などを紹介して、「野党には『アベノミクス』に対抗して、暮らしを応援して経済を良くする立派な対案があります」と語り、きどぐち候補の必勝を訴えました。
 通りがかりに聞いていた盛岡市の60代の男性は「4野党の熱意が感じられた。戦争の問題が気になる。今日本が安保問題でどれだけアメリカにモノが言えるのか。言われるままに自衛隊が戦地にひっぱられるんじゃないか」と話しました。
 
野党・市民の結束した奮闘で必ず勝利を
野党4党代表が記者団に語る

 合同街頭演説後、野党4党の代表は記者団から中盤以降の選挙戦や岩手選挙区に臨む構えと決意を問われ、それぞれ意気込みを語りました。
 民進党の安住淳国対委員長は「岩手では、しっかりしたスクラムを組めた。十分自信があるので(残り10日余)しっかりたたかっていきたい」と表明。全国的な選挙戦については「まだ無党派のみなさんが態度を鮮明にしていない。投票先を決めていないみなさんに野党のチームワークをしっかり示していくことが重要だと思う。特に結束してたたかっている1人区で加速度的に運動を強めていきたい」と述べました。
 日本共産党の志位和夫委員長は、岩手について「画期的な4党共同街頭演説が成功しました。候補者も素晴らしい方です。必ず勝利するために私たちも頑張りたい」と表明。全国的な選挙戦については「世論調査でもおおむね野党共闘が効果を発揮しつつあるというのが共通しています。あと10日余、野党4党が結束して心ひとつに市民のみなさんと力を合わせ、接戦では競り勝ち、届いてないところではひっくり返し、最後まで32の1人区全部での勝利を目指したい」と語りました。
 社民党の又市征治幹事長は「4野党プラス市民連合となると人の集まりの多さがぜんぜんこれまでと違う。それぞれのところで野党が共闘して頑張り、情勢を変えていきたい」と話しました。
 生活の党の小沢一郎共同代表は「勝敗の分かれ道である1人区で共闘態勢ができているのだから、これを本当に力を合わせ、心を合わせ、みんなでやれば必ず勝利を導ける。岩手では必ず大勝利して安倍退陣の引き金を引けるような結果を出したい」と力を込めました。


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《2016年6月22日》
歴史的な参議院選挙が公示―きどぐち英司候補、吉田恭子比例候補が第一声
安倍暴走政治ストップ!野党共闘でチェンジ!


 6月22日、7月10日投開票で行われる参議院選挙が公示されました。暴走する安倍自公政権にたいし、4野党+市民が一丸となりストップをかけ、新しい政治にチェンジする歴史的な参議院選挙です。
 岩手選挙区の野党統一候補、木戸口英司さんは、盛岡市中央通の日影門緑地前で第一声。約400人の聴衆を前に訴え、「安保法制を廃止し、平和主義を回復する。被災地に寄り添った復興を進める」と決意を述べました。
 野党各党を代表して、菅原則勝県委員長、黄川田徹民進党県連代表、小西和子社民党県連合代表、主濱了生活の党副代表がマイクを握りました。菅原県委員長は、「参院選は、自公政権とその補完勢力 vs 4野党と市民の共闘の対決だ」と強調し、野党共闘の源流となったのは昨年の知事選で当時の野党5党が結集したこの岩手だと述べ、岩手を守り日本を変える6つの政策を紹介。きどぐち候補の勝利に全力を尽くす決意を語りました。達増拓也知事、豊巻浩也連合岩手会長も訴えました。

吉田恭子比例代表候補が第一声
安倍政権に正面から対決し、政治を変える確かな展望を示す日本共産党の大躍進を訴え


 比例代表候補の吉田恭子さんは、盛岡市本町通の浅沼ビル前で第一声を上げました。
 120人の聴衆を前に訴え、「国民の声を無視して戦争法を強行採決した安倍暴走政治に審判を下そう」と呼びかけ、安倍政権に正面から対決し、たしかな対案で政治を変える展望を示す日本共産党の大躍進を訴えました。また、盛岡市でも290人の待機児童がいることを紹介し、保育園の緊急増設や国の制度としての子どもの医療費無料化を実現させたいと述べ、さらに、「関東で働いていた若者は『残業が月100時間を超え、続けられない』と退職して岩手に戻った。長時間労働やパワハラをなくし、最低賃金を1500円に上げよう」と訴えました。
 自民党・公明党は、野党共闘を「野合」とする批判を日増しに強めていますが、この野党共闘は、「戦争法(安保法制)の廃止、立憲主義の回復、安倍政権の打倒」という大義に立ったものであり、何より国民・市民の声に応えたものです。安倍自公政権によって憲法や民主主義が破壊された今の日本の「非常事態」を変えるべく、野党が大同団結しています。そしてさまざまな分野における共通政策も豊かに発展させています。「野合」というのは全く的外れであり、野党の共同こそ「希望」です。

 岩手選挙区は、野党共同の「きどぐち英司」さんに、比例代表は、「日本共産党」と書いて投票するよう心からお願いいたします。さらに、支持の輪を一回り二回り広げて下さい。

 投票日は7月10日(日)です。6月23日(木)からは期日前投票もできます。


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《2016年6月19日》
歴史的な4野党合同街頭演説に1000人以上が参加
きどぐち英司さんの勝利必ず!小池晃書記局長ら訴え


 6月19日、盛岡駅前で開かれた野党合同街頭演説で、4野党代表と参院岩手選挙区の、きどぐち英司野党統一予定候補勝利を訴えました。
 4野党代表と駅前を埋めた市民が「団結がんばろう」を唱和。小池氏と民進党の山尾志桜里政調会長、生活の党の主濱了副代表、社民党岩手県連合の小西和子代表、達増拓也岩手県知事が宣伝カーに並ぶと、「すごい」の声と拍手がわきました。
 小池氏は、達増氏勝利へ野党が手を取り合った昨年8月の岩手県知事選にふれ「岩手から野党共闘の流れが始まった。野党共闘の源流の岩手で勝利しよう」と訴えました。
 さらに、戦争法廃止はじめ野党の共通政策が発展し、岩手では▽被災者支援・復興策の縮小を許さない▽被災者生活再建支援金を500万円に引き上げる―ことなどを確認しており、「野党共闘の勝利で実現しよう」と呼びかけました。
 山尾氏は、野党共闘攻撃を繰り返す与党に対し「市民と野党が候補者を一本化して何が悪いのか。平和を守るために力を結集しよう」と訴えました。
 主濱氏は「統一候補の力を信じてたたかおう」と述べ、小西氏は「戦争法を強行した自公政権を許さない」と強調。達増氏は「岩手を守り、日本を変えることは必ずできる」と力を込めました。
 きどぐち予定候補は「(安倍政権の)『憲法改正』は時代を戦前に戻し、戦後の歴史を断絶します。野党と市民とともにたたかう」と表明しました。
 
 合同街頭演説後は、カワトク前にて、小池書記局長と吉田恭子参議院比例代表予定候補が訴えました。私が司会を務め、盛岡市議団も登壇。約300人の聴衆が集まりました。野党共闘に誠実に取り組み、安倍政権に正面から対決し、政治を変える確かな展望を示す日本共産党の大躍進を訴えました。


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《2016年6月14日》
6月県議会へ県政要望を聞く会開く
復興・保育士不足・県立病院の問題など多数の要望寄せられる


 6月14日、6月県議会に向けて県民要求実現の立場から、恒例の「県政要望を聞く会」を開きました。9団体の方々に参加していただきました。
 最初に私から東日本大震災の復興の現状と課題、県政の切実な課題、6月県議会の課題について報告し、各団体の皆さんから具体的な要望を聞きました。
 県保険医協会の立花さんは、被災者の医療費アンケートを実施していて、600通の回答がすでに寄せられているが、6月県議会に被災者の医療費免除継続の請願を提出する予定と話されました。生健会の川口さんは、「災害公営住宅の集会室が使われていない。1人暮らし高齢者の見守りが必要。子どもの医療費無料化のペナルティー問題の国の検討状況はどうか」と発言。自治労連の渡辺さんは、「復興事業に取り組む任期付職員の自殺が3月にあったが、任期付職員の待遇と将来の見通しはどうなるのか、改善が必要。保育士不足対策の国の規制緩和は問題だ。解決にならないのでは」と発言。いわて労連の金野議長は、「被災者の医療費・介護保険利用料の免除継続は復興県民会議としても請願を準備したい。沖縄米軍の新基地建設に反対する意見書求める請願の提出を検討したい」と発言。県医労の鈴木さんは、「県立病院の看護師は増員されているが現場での実感がない。宮古病院の始業前残業については、労働基準監督署に訴えて、改善指導がされた。月9回夜勤も増加している」と深刻な実態を報告されました。民青同盟の藤倉さんは、「自分も保育士不足を痛感した」と述べ、学生の奨学金問題、ブラックバイト、中学・高校の教員の多忙化と休養日の問題について発言。岩商連の坂下さんは、「所得税法56条問題で、県議会の女性議員と助成部が懇談できてよかった。アベノミクスの問題で、地域に波及効果があるのかとマスコミから取材された。今、住宅リフォームや商店街リフォーム助成など仕事おこしに取り組んでいる」と発言されました。社保協の鈴木さんは、地域医療構想の問題と在宅医療の体制、国保の広域化の問題について発言。母親連絡会の鈴木さんは、宮古での県母親大会が1000名を超える参加で大きく成功したが、分科会の内容も切実で具体的な課題が寄せられたと発言しました。
 最後に、出された質問に答えるとともに、6月県議会に向けて請願の提出や県民要求実現の取組を参院選と結んで進めることを確認しました。


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《2016年6月14日》
子どもの医療費助成の拡充求め1万2911筆の署名提出
1日も早く中学校までの医療費無料化の拡充を


 6月14日、子どもの医療費助成制度拡充を求める岩手の会の代表が、達増拓也岩手県知事あてに「子どもの医療費助成の拡充を求める」署名1万2911筆と要望書を提出しました。佐々木信県保健福祉部長が対応しました。日本共産党の3人の県議団が同席しました。
 小野寺けい子共同代表(小児科医師)は、「この間県は10年ぶりに小学校入院まで助成を拡充し、20年ぶりに8月から就学前まで現物給付化を進めることは評価したい」「せめて義務教育の卒業までは医療費無料ということを進めてほしい」と要望しました。共同代表で盛岡アレルギーっ子サークルミルク代表の山内美枝さんは、「4人の子どもがいるがこれまでの償還払いでは申請書の作成が大変で、県外から転勤してきた人は、窓口負担の大きさにびっくりしている。万単位のお金の準備が必要」と訴えました。滝沢市在住のお母さんは、「子どもが3人いるが、昨年1年間の医療費は7万円以上で、月平均約6000円となった」「通院は63回だが、1500円未満の通院が51回で、一部負担があり助成の対象とならない場合が多い」と改善を求めました。佐々木信保健福祉部長は、「多くの県民からの署名で重く受け止めている」「国の検討会がペナルティーについて見直すべきとの意見が大勢を占めたと報告書を出しているが、政府は年末までに方向性を出すとしている」「県として、他の施策との兼ね合いもあってすぐには難しい面がある」と答えました。


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《2016年6月14日》
平和行進の通し行進者が千葉県副知事を表敬
6月11日から19日、県内各地を行進


 6月13日に盛岡入りした核兵器廃絶を求める国民平和大行進は、14日、5月8日にスタートした北海道網走から通し行進している木伏研一さん、岩手県内9日間を通し行進する吉田さん、菅原さんと県原水協の代表が、千葉副知事を表敬訪問しました。私も同席しました。
 金野耕治県原水協代表理事が、今年は県内すべての自治体を回る平和行進の取り組みを紹介し、各市町村長から賛同を得ていると報告。北海道網走から通し行進している木伏研一さんは、昨日は雨だったが、どこでも大きな激励をいただいている。最後まで元気に行進したいと決意を述べました。吉田さん、菅原さんの県内通し行進者もそれぞれ決意を述べました。
 千葉副知事は、核兵器廃絶を求めて行進している行進者に敬意を表し、県としても戦争犠牲者の調査や、毎年の被爆者の追悼式への支援などに取り組んできたと県の取組を述べ、激励しました。風早正毅総務部長、大槻英毅総務部副部長が同席しました。


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《2016年6月13日》
小沢代表が党岩手県委員会訪問 野党共闘成功へ懇談

 6月13日参院岩手選挙区(改選数1)の、きどぐち英司野党統一候補の当選に向けて、生活の党の小沢一郎代表は、佐々木順一県連幹事長の案内で日本共産党県委員会を初めて訪問しました。菅原則勝委員長と私が応対し、終始和やかに懇談しました。
 小沢氏は「(統一候補擁立で)今回は岩手でも全国でも大変お世話になっています。共産党の人たちは熱心ですね。各地の野党合同街頭演説にも、たくさん来てくれる」と感謝の言葉をのべました。
 菅原氏が「昨年の岩手県知事選(無投票当選)で5野党党首が盛岡市に集まったのが、いまの野党共闘の源流の一つになったと思います」と語ると、小沢氏も「きっかけになったね」とうなずきました。
 また小沢氏は、野党共闘で共産党の志位和夫委員長と実際に話を重ねてきた感想として、「志位さんは本当に純粋な人ですね。驚きました」と話しました。
 さらに小沢氏は、参院選で野党共闘が成功すれば「安倍政権を退陣させられる。政権を代える第一歩になる」と強調し、菅原氏も、参院選は政権を取るスタートの選挙だと考えていると表明。両氏は今後の奮闘を誓い合いました。


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《2016年6月12日》
市民でつくろう、新しい政治を!6・12岩手県民集会に600人
きどぐち英司氏と野党4党代表が決意表明、山口二郎氏が講演


 6月12日、「市民でつくろう、新しい政治を!6・12岩手県民集会」が開かれ、会場いっぱいの600人が参加し熱気に包まれました。
 集会では、きどぐち英司氏と民進党、共産党、社民党、生活の党の野党4党代表が決意表明。山口二郎法政大学教授(市民連合・立憲デモクラシーの会)が「戦後民主主義の危機と参院選」のテーマで講演しました。山口氏は、戦争できる国になった日本の特徴として、事実・真実を隠すメディアの危機と情報の隠ぺい、情報操作と道徳教科書など国民の洗脳、国民に対する画一化と押し付けがあると指摘。一方で、「憲法守れの世論が広がり、シールズなど新しい市民の運動が沸き起こっている。参院選について、野党統一候補が全ての1人区で実現し、対決構図と選択肢が明確になった。無党派層を掘り起こし、投票率を上げ、結果を出すことが重要」と強調しました。
 私は、決意表明で、県内各地で野党共闘の取り組みが急速に広がっていると、宮古市議・県議の連日の街頭宣伝、北上市、久慈市、二戸市、軽米町、岩手町でのきどぐち候補との野党合同街頭演説、昨日は矢巾町での野党合同街頭演説に100人が参加したと紹介。今後も釜石、八幡平市で計画され、16日には盛岡市で「きどぐち英司氏を応援する盛岡市議有志の会」が結成される予定と述べました。また、公示前最大の取組として、6月19日、正午からの野党合同街頭演説会」には共産党は小池晃書記局長が参加すると紹介し、3000名規模で成功させようと訴えました。
 集会の後は盛岡市内をデモ行進しました。また、県内の戦争法廃止めざす署名は16万6639筆となったと報告がありました。
 私の決意表明は別記にて。


《2016年6月10日》
「中小企業憲章6周年のつどいin岩手」開かれる
岡田知弘氏が講演、パネルディスカッションも


 6月10日、「中小企業憲章6周年のつどいin岩手」が盛岡市内のホテルで開かれ、私も参加してきました。これは、県商工会議所、県商工会連合会、県中小企業団体中央会、県中小企業家同友会の共催で開かれたものです。
 岡田知弘京都大学大学院教授が、「岩手における中小企業振興条例、公契約条例制定の意義と中小企業の役割」と題して記念講演しました。岡田教授は、中所医業基本条例は全国190自治体で制定、都道府県レベルでは過半数の38自治体、公契約条例は30自治体で制定されている。両方とも制定した岩手の取組は重要と指摘。地方消滅の危機のごまかし、経済のグローバル化と構造改革による地域経済の衰退、地域でくらしつづることが困難になっていることを指摘。地域を豊かにするためには、地域ない再投資力と地域内経済循環が重要と強調。岩手においても企業の99.8%、従業員数で88.5%を占める中小企業が地域経済と雇用の大部分を占めており、震災復興でも大きなやくぁりを果たしていると述べました。また、中小企業振興条例に基づく全国の先進的事例を紹介しました。最後に、TPPは、グローバル企業の利益を拡大する一方で、地域経済・社会、地方自治を破壊するものと厳しく批判しました。
 その後、県の担当者が、「県が締結する契約に関する条例」、「岩手県中小企業振興基本計画」の内容について報告し、「岩手県中小企業振興条例・基本計画を、私たちがどう生かすか」のテーマでパネルディスカッションが行われました。
 最後に、参加した県議・市議が感想を求められ、私は、震災復興で中小企業同友会の方々が重要な役割を発揮し、経営理念を持って取り組んでいることは、県内中小企業のけん引役を果たしていると述べるとともに、震災復興で商業者や水産加工業者の約8割がグループ補助等で再建したことは画期的だったが、売り上げは震災まで回復したのが約4割にとどまっており、経営が維持できるか、本設展開できるか正念場を迎えていること。絶対的な労働力不足で人材確保が特に重要となっており、行政を含めた特別の対策が求められていること。公契約条例の制定は一歩前進だったが、労働者の適正な労働条件の確保では、具体的な保障がないことを指摘し、経済団体の積極的な対応が必要と率直に発言しました。


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《2016年6月9日》
復興特別委員会で田野畑村を現地調査
災害公営住宅は全て木造戸建て、自立再建も進む


 6月9日、県議会復興特別委員会で田野畑村の復興状況について現地調査を行いました。田野畑村役場で、酒井敦副村長、久保豊復興対策課長、工藤求村議会議長らから復興の現状と取り組みについて説明を受けました。
 田野畑村の東日本大震災津波の人的被害は死者23人、行方不明者15人、震災関連死3人、合計41人。住宅被害は全壊225棟、大規模半壊22棟、半壊23棟、一部損壊11棟、合計281棟となっており、震災直後は140世帯416人が仮設住宅に入居、全体では177世帯511人の避難者でしたが、現在は仮設住宅には1世帯、その他が9世帯で、仮設の避難者も今週中には退去の予定とのこと。村では、災害公営住宅を全て木造で61戸整備。さらに町中に高齢者用の住宅2戸整備しています。現在62世帯、123人が入居。自力再建は118世帯377人、うち村外が20世帯45人となっています。南部曲がり屋風の災害公営住宅は20坪と25坪で1戸当たり約2000万円とのこと。
 水産業では、漁船被害477隻に対して305隻(整備率100%)、養殖施設被害720台に対して570台(整備率100%)となっています。村内主要観光客の入込数は、震災前の49.3万人から43.5万人へ88.2%の回復状況です。他自治体から17人、任期付派遣職員12人、合計29人が応援職員として駆けつけているとのこと。
 その後、明戸海岸防潮堤と明戸地区震災遺構保存整備事業と島越駅を現地視察しました。明戸地区には、旧防潮堤の保存とマレットゴルフ場、サケふ化場が再建整備されていました。三陸鉄道の島越駅は立派に再建されていました。被災した駅前には、宮沢賢治の詩碑が残っており、駅への階段跡とともに震災公園として整備されるとのことでした。ちょうど三鉄の列車がトンネルを超えて島越駅に到着しました。


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《2016年6月6日》
安保法制で日本はどうなる・どうする―今、国民に問われているもの
県弁護士会の憲法講演会で柳澤協二氏が講演


 6月6日、岩手県弁護士会主催の憲法講演会で、防衛官僚として40年、さらに内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)を務めた柳澤協二氏が、「安保法制で日本はどうなる・どうする―いま国民に問われているもの」と題して講演しました。ソフトな話しぶりで大変わかりやすい講演でした。
 柳澤氏は、安保法制で決まったこととして、@自衛隊の派遣拡大、A自衛隊の武器使用拡大、B米軍への支援内容の拡大(武器・弾薬)、C自衛隊員の罰則の海外適用の4つと集団的自衛権の解禁だと述べ、「3月29日に施行されたが、簡単には使えないもの」と指摘。安倍首相は、「米艦を守れば日米一体化、抑止力向上で戦争に巻き込まれることはない」といっているが、「米艦を守れば日本が敵になり、攻撃を誘発、戦争に巻き込まれる危険が高まる」と述べました。
 安保法制の背景として、2015年4月の新ガイドラインが日米の究極の一体化をめざすもので、その具体化が安保法制だったこと。「アメリカのために血を流さなければ対等ではない」という「血の同盟論」が背景にあると指摘しました。しかし、憲法にも安保法制にも「戦死」の概念がなく、公務災害となること。「敵前逃亡」の場合も懲役7年(最大)が適用されるなど、軍隊でない自衛隊の矛盾があると述べました。国家の意思としての「武力行使」は憲法9条が禁止しており、自衛官個人の意思としての「武器の使用」が認められているが、殺した場合、殺人として刑事責任が問われることになる安保法制の矛盾を指摘しました。
 イラク派兵の教訓として、人道支援の立場で、「1発の弾も撃たなかったこと」が戦死者を出さなかった教訓だと述べ、イラク以上のことをすれば、戦死者が出ると強調しました。
 最後に、戦場に行くのは若者であり、若者にこそ考えてほしい問題だと強調。今、国民に問われているものとして、時代は、安倍政権はこれから下り坂だ。安倍政治の後始末をつけるべきとして、@異論の切り捨ての政治、弱者の切り捨ての経済、憲法切り捨ての軍事一体を、まずは止めること。米国頼みから自立が必要と強調しました。
 柳澤氏は、防衛官僚として40年、最後は小泉、安倍、福田、麻生内閣の内閣官房副長官補として政権の中枢で仕事をしてきた人ですが、安保・自衛隊問題で、憲法解釈を変え、立場が変わったのは今の安倍自民党の方だったと話されたことが印象的でした。


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《2016年6月5日》
宮古市で開かれた岩手県母親大会に1100人
香山リカさんが講演、震災復興など8分科会で熱心な討論


 6月5日、第62回岩手県母親大会が開かれ、県内各地から1100人が参加しました。午前10時から「東日本大震災から5年―暮らしと生業の今、未来」のシンポジウムや憲法カフェなど6分科会・シンポジウムと「被災地・田老で学ぶ防災」など二つの見学分科会が開かれました。
 「東日本大震災から5年」のシンポジウムでは、宮古市総務部長の滝澤肇氏が、宮古市のこの間の復興の現状と課題について発言し、宮古市社協の佐々木伸子さんは、被災者が仮設住宅から災害公営住宅に移行する中で、被災者の見守りとコミュニティの確立が必要と発言。田老漁協の小林昭栄組合長は、被災の状況とワカメ・コンブ・定置を軸に復興を進めてきたこと。3割の漁業者が減少し、担い手確保が重要と発言。山田町で被災した阿部秋子さんは、津波で車ごと流された体験をリアルに報告し、4日目に釜石で働く息子の無事を確認した時の不安と苦しみを語り、「自身があったら高いところに避難」が大事と強調。その後、さをり織りに取り組んでいると発言しました。復興事業も被災者の命とくらしを守る課題もこれからが正念場ということが示されたシンポジウムでした。
 午後からの全体集会では、宮古水産高校太鼓部の「宮水太鼓」でオープニング、精神科医の香山リカさんが、「だれにでも『底力』がある」との演題で記念講演しました。香山さんは、沢山の患者を診てきたが、私たちを取り巻く社会・政治の状況が良くならない限り、本当の回復は難しい。自分たち一人一人の役割と力にもっと自信と誇りを持てば、底力が発揮される。その力で政治と社会を変えましょうと訴えられました。


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《2016年6月4日》
野党統一候補―きどぐち英司さんの事務所びらきに参加
達増知事、野党各党の代表もあいさつ


 6月4日、来る参議院岩手選挙区の野党統一候補として決定したきどぐち英司さんの事務所びらきが盛岡市中央通で行われました。
 事務所びらきには、達増拓也知事、日本共産党・民進党・社民党・生活の党の県内野党各党代表、県議会議員、いわて労連・連合岩手・岩手友愛会、岩手民社協会の労働団体の代表らが参加しました。
 きどぐち英司さんは、統一候補の実現に努力した野党各党に感謝の意を述べ、「全国32の1人区の全てで野党統一候補が実現したこと、そして市民グループの方々と出会えたことは本当に心強いことだ。安倍さんはまるで自分の言うことを聞いていればいいというような態度。本当に一人一人が大切にされる政治に変えていきたい」強調。18歳選挙権にも触れ、自分の1票で政治は変えられるということを訴えていきたいと語りました。
 日本共産党を代表して菅原則勝県委員長があいさつ。「達増知事の秘書を9年間務めたきどぐち英司さんという素晴らしい野党統一候補が実現して本当に嬉しく思う。県内各地に草の根の組織、地方議員をもつ党としてきどぐちさんを国会に送り出すために全力を尽くしたい」と述べました。民進党からは高橋元県議、社民党からは小西和子県議、生活の党からは主浜了参議院議員があいさつしました。
 達増知事は「私の秘書を務めたきどぐちさんが国政の舞台に挑戦するということで武者震いがする思いだ。昨年の知事選以来の県民党的な力の結集をさらに大きくしていきたい」と述べました。


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《2016年6月3日》
日本共産党比例代表政治事務所びらきに130人
きどぐち野党統一予定候補、いわぶち友・吉田恭子両比例予定候補があいさつ


 6月3日、岩手県水産会館の大ホールで、来る参議院選挙の日本共産党比例政治事務所びらきを行い、会場いっぱいの130人の方々が参加し、熱気にあふれました。
 菅原則勝県委員長は、戦争法廃止を公約に掲げ、達増拓也知事の片腕として復興に尽力してきたきどぐち英司さんを何としても国会へ送ろうと強調。比例では、全国で850万票・15%以上の得票、岩手で10万票の獲得で党の9議席獲得に向け、全力をあげたいと語りました。
 きどぐちさんは、「比例に回った吉田恭子候補の平和への思いも言葉に乗せ、たたかっていく」と表明。与党を過半数割れに追い込むとともに、岩手から復興を進める国会議員を増やし、いわぶち友比例候補ととも連携したいと訴え、熱烈な拍手を受けました。
 いわぶちさんは、きどぐちさんの当選と日本共産党の躍進で安倍政権に審判をくだし、被災地切り捨ての政治を変えようと訴え、吉田恭子さんは、「子どもたちの未来に戦争はいらない」と奮闘する決意を述べました。
 いわて労連の金野耕治議長、パパとママの会いわての高橋奈々子代表が激励のあいさつをしました。
 最後に、がんばろう三唱を行い、野党共同のきどぐちさんの絶対勝利と日本共産党の大躍進へ奮闘する決意を固め合いました。